風俗の講習とは?種類と流れ・受ける前に確認すべきこと
風俗の講習とは、未経験からその業態で働き始める人が、接客の基本とその業態に必要な技術を身につけるために店舗が用意する新人研修を指します。座学・見学・実技のどれを組み合わせるかは店ごとに違い、給与が発生するかどうかも一律ではないため、応募前に共通して押さえておきたい考え方を整理します。業態ごとの技術面の具体的な中身は個別記事に譲り、ここでは講習という制度そのものの全体像と、受ける前に確認しておくべき視点をまとめて扱います。
風俗の講習とは
講習は、新人を選び落とすためのふるいではなく、接客に必要な知識と技術を教える教育の場です。名称は店によって「研修」「オリエンテーション」など呼び方が変わることもありますが、指している内容はおおむね同じで、未経験のまま応募しても仕事の進め方を段階的に覚えられる仕組みとして用意されています。
講習の重さは、業態によっても差があります。手技や施術が接客の中心になる業態ほど講習に時間をかける傾向がある一方、接触の少ない業態では説明が中心の短い研修で済むこともあります。この記事では特定の業態に絞らず、応募先を選ぶ段階で共通して知っておきたい制度の骨組みを扱い、業態ごとの技術面の詳しい内容は次章で紹介する各記事に委ねます。
セメジョブが掲載する業態のうち、オナクラは接客の中心が手技よりも会話や雰囲気づくりに寄るため、講習という言葉を使わず、ごく短い説明だけで出勤に入る店も見られます。講習の有無や重さは業態だけで決まるものではなく、求人票の記載や面接での説明から個別に確かめるのが確実です。講習が短い、あるいは講習という名目自体がない場合でも、給与の扱いや辞退の伝え方といった基本の確認事項が不要になるわけではありません。
講習の種類と形式
座学・見学・実技という3つの柱
講習の進め方は、大きく分けて座学・見学・実技の3つの要素の組み合わせで成り立っています。座学は、店のルールやコースの構成、カウンセリングでの受け答えといった知識を説明で身につける段階です。見学は、先輩スタッフの接客に同席し、実際の流れを目で確認する段階にあたります。実技は、教わった内容をペアを組んで練習する段階で、講習の中でどこまで踏み込むかは店の方針によって幅があります。
すべての店がこの3つを順番にすべて行うわけではなく、座学だけで研修を終えて残りは入店後の実践に委ねる店もあれば、実技まで組み込んで接客前にある程度の練習を積ませる店もあります。どちらが優れているという話ではなく、実技のウェイトが大きい講習ほど、始まる前にどこまで内容を明かしてもらえるかが判断の分かれ目になります。初日にまとめて詰め込む店もあれば、複数回の日程に分けてゆっくり進める店もあり、ペース自体にも幅があります。
面接から本入店までの位置づけ
講習は独立した工程ではなく、採用が決まったあとから体験入店までをつなぐひとつの段階に位置づけられます。教わった基礎を体験入店で試し、店の雰囲気や仕事の進め方が自分に合うかを見きわめてから、本入店するかどうかを判断する店が一般的です。途中で気持ちが変わったときに、どの段階でも辞退という選択が残っている点は覚えておいて構いません。
業態ごとの技術面は個別記事で紹介
座学・見学・実技という骨組みは共通していても、実技で扱う技術の中身は業態によって大きく変わります。それぞれの詳しい内容は、次の記事で個別に紹介しています。
- メンズエステの講習では、オイルを使った施術の基本姿勢やタオルワーク、器具の衛生管理を教わります。詳しくはメンズエステの講習内容とは?正規の講習と怪しい講習の線引きで紹介しています。
- M性感の講習では、手の使い方に加えて言葉責めの言い回しや道具の扱いを教わる点が他業態と異なります。詳しくはM性感の講習で教わる内容とは?働く前に知っておく研修の実際で紹介しています。
- 風俗エステの講習は、オイルワークの土台に性感の手技を重ねて教わる組み立てが中心です。詳しくは風俗エステの講習は何をする?内容と受ける前の確認ポイントで紹介しています。
- SMクラブの研修では、緊縛の基礎や道具の扱い、声のかけ方に加え、プレイの合意の取り方といった安全管理の考え方も柱になります。詳しくはSMクラブの研修は何をする?講習の実際と確認ポイントで紹介しています。
技術の深掘りはそれぞれの記事に任せ、ここから先は応募先を比較するときに使える制度の見方を押さえていきます。
講習の給与の扱い
講習中に給与が発生するかどうかは、店によって扱いが分かれます。通常の出勤と同じ歩合で計算する店もあれば、講習期間だけ固定額を支払う店、まったく給与を出さない店もあり、どれか一つが標準というわけではありません。求人票の待遇欄に、講習期間の給与についてひとこと触れているかどうかは、店が新人教育にどれだけ慣れているかを推し量る材料になります。
無給という条件そのものは珍しくないものの、期間の区切りを知らないまま受け始めると、収入が入らない状態がいつまで続くのか計算が立ちません。金額の交渉より先に、日数の目安を聞いておくほうが実用的です。求人票に記載がない場合は、面接やLINEで「講習は何日ほどで、給与は発生しますか」とそのまま質問して構いません。
講習中に身につける衣装や使う小物を、店が用意してくれるのか、自分で調達する必要があるのかも、事前に押さえておきたい費用面のポイントです。当日になって求人票にない費用を求められた場合は、その場で払わず、なぜ記載と違うのかの説明を先に求めてください。講習に通う日の交通費が出るかどうかも、日数がかさむほど負担に差が出る部分なので、あわせて聞いておくと計算しやすくなります。
断ってよい講習がある
講習という言葉を使っていても、実際に求められる内容が業務の範囲を外れている場合があります。この見分け方が、講習を受ける前に知っておきたい最も大切な点です。
正規の講習は、着衣のまま完結する範囲にとどまります。手技や接客の練習でうつ伏せになりタオルを使う場面のように、多少の露出を伴う練習が含まれることはあっても、そこから先の脱衣や性的な行為を伴う実技は正規の範囲ではありません。「講習だから」「みんな通る道だから」といった理由をつけて求められたとしても、応じる義務はなく、その場で断ってかまいません。
この線引きは、業態や店舗ごとの違いより優先される原則です。どれだけ丁寧な言葉で説明されても、着衣の範囲を外れる実技を求める時点で、それは正規の講習とは別の話だと考えて構いません。
こうした業務の範囲を外れた要求は、業界内で趣味講習と呼ばれる悪質な行為にあたります。見抜き方のチェックリストと具体的な断り方、被害に遭ってしまった場合の相談先は趣味講習とは?悪質な講習を見抜くチェックリストと断り方に詳しくまとめているので、応募前に一度目を通しておくと安心です。実技の範囲は「事前に確認できるもの」であり、当日いきなり判断を迫られるものではないと知っておくだけでも、心構えが変わります。
講習を受ける前の確認リスト
講習の当日に戸惑わないために、次の5点は事前に確認しておきたい項目です。求人票に書かれていない場合は、面接やLINEで直接聞いて問題ありません。
- 実技の範囲(どこまで練習するか、服装はどうなるか)
- 講習を担当する人(先輩スタッフが同席するか、密室で1対1になる場面がないか)
- 給与の有無(有給か無給か、金額の計算方法)
- 日数の目安(何日から何日程度を想定しているか)
- 辞退の連絡先(合わないと感じたとき、誰にどう伝えればよいか)
この5点は業態を問わず共通して使える質問項目です。返ってくる答えの細かさには店ごとの個性が出るため、複数の店を検討しているなら、そのまま横並びの比較材料として使えます。1つずつ聞くのが気まずければ、応募のLINEでまとめて送ってしまう方法もあります。「講習の実技はありますか、担当してくださる方や給与、日数の目安も教えてください」のように一度に尋ねれば、やり取りの回数を増やさずに必要な情報がそろいます。
よくある質問
講習なしの店は不安ですか?
不安に思う必要はありません。講習を必須にせず希望制で受け付けている店や、経験者を前提に講習なしで受け入れる店もあります。セメジョブでは、講習を強制しないことを、ノルマの有無や体験入店保証などとあわせて、初めての方が店を選ぶ目安になる「はじめてさん歓迎度」の条件のひとつとして扱っています。判定の基準はセメジョブの掲載基準で公開しています。逆に、未経験者向けをうたいながら講習の説明が一切ない求人は、教育体制がどうなっているか面接で確認しておくと安心です。
講習で不合格になることはありますか?
講習は合否を決める選別の場ではなく、教育の場です。手技や接客の上手さそのものより、分からないことを分からないと言えるか、教わったことを一つずつ試そうとする姿勢のほうが重視されます。うまくできない部分があっても、それを理由に切り捨てられる仕組みではなく、講習を受けたあとに自分から合わないと感じて辞退する選択も残されています。
研修と講習は同じものですか?
同じ内容を指していることがほとんどです。呼び方が店によって「研修」「オリエンテーション」などに変わるだけで、未経験者が接客の基本を身につける新人教育という位置づけは共通しています。呼び方の違いにとらわれず、座学と実技のどちらが含まれるか、給与が発生するかといった中身のほうを確認して判断してください。
講習は業態ごとに中身が違う
風俗の講習は、業態を問わず「未経験者が接客の基本を身につける教育の場」という点では共通していますが、座学・見学・実技のどこに重点を置くか、実技で扱う技術の中身は業態によって変わります。給与の有無や日数の目安は求人票だけでは分からないことも多いため、気になる点は応募前に直接確認しておくと、当日の見通しが立てやすくなります。講習の内容を尋ねたときの返答がどれだけ具体的かは、その店の新人育成への力の入れ方を推し量る材料になります。
体験入店から始めて、講習の説明が具体的な店かどうかを実際に比べてみるのもひとつの方法です。体入OKの求人一覧では体験入店を受け付けている求人を、求人一覧ではエリアや業態から求人を探せます。
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